「運転記録証明書」とは?交通事故と運転免許に関する法律用語

やさしい交通事故の用語集

運転記録証明書 [うんてんきろくしょうめいしょ]

意味

過去に起こした交通事故や交通違反の記録を確認できる書類です。事故・違反があった年月日や内容のほか、行政処分を受けた回数(前歴)、累積点数などを確認できます。

解説

日本の運転免許には点数制度が導入されており、自動車の運転手などが交通事故や交通違反を起こすと、事故の態様や違反内容にもとづいて設定された違反点数が加算されます。
違反点数が一定基準を超えると、免許の停止や取消しといったペナルティ(行政処分)を受けることになります。

運転記録証明書は、過去に起こした交通事故や違反の内容、加算された点数などを確認するための書類で、自動車安全運転センターが発行します。

ただし、過去の事故や違反の記録がすべて運転記録証明書に記載されるわけではありません。
運転記録証明書の発行を申請する際、記載する記録の期間について過去5年、3年、1年の中から選ぶことができます。

なお、タクシーやバス、トラックなど、ドライバーの仕事に応募する際、会社から運転記録証明書の提出を求められるケースがあります。

運転免許経歴証明書との違い

運転記録証明書と似た書類として「運転免許経歴証明書」があります。
運転免許経歴証明書は過去に失効したり、取消されたりした免許や、現在受けている免許の種類、取得した年月日などを証明する書類です。

中型免許や大型免許など、普通免許の保有歴が受験資格となっている免許を取得する場面などで、運転免許経歴証明書が必要となる場合があります。

運転記録証明書と運転免許経歴証明書は、同じ申込用紙により発行を申請するため、間違えて申請しないように気をつけましょう。

運転記録証明書の入手方法

まず、警察署や交番、各都道府県の自動車安全運転センターに備え付けられた申込用紙を入手し、必要事項を記入します。

申し込みは、ゆうちょ銀行や郵便局、またはセンターの窓口で行います。
交付手数料として1通につき670円がかかり、ゆうちょ銀行や郵便局で振り込みにより申し込む場合は、振込料金が別途必要です。

申請から交付までの期間は、センターの窓口で申し込んだ場合は1週間ほどで、ゆうちょ銀行・郵便局で申し込んだ場合は、さらに数日かかります。

代理人による申請も認められる

運転記録証明書を取得する本人から依頼された代理人が申請することもできます。
代理人が申請する場合は、委任状を作成し、自動車安全運転センターの窓口で申し込む必要があります。

また、バスやタクシー会社、運送業者などが、従業員であるドライバーの運転記録証明書を取得するようなケースでは、事業者が一括で代理申請することも可能です。

インターネットからの申し込みも可能

申請用のスマートフォンアプリを利用して、インターネットから申し込むこともできます。
ただし、インターネットからの申し込みには次のような注意点があります。

  • 申請できるのは本人のみ
  • 現住所と運転免許証に記載された住所が同じである
  • スマートフォンで運転免許証のICチップを読み取ることができる
  • ICチップの情報を読み取る際に必要な暗証番号を覚えている

1年以上の無事故・無違反ならSDカードが発行される

1年以上、無事故・無違反の人が運転記録証明書を申し込んだ場合、SD(セーフティドライバー)カードが、証明書とともに発行されます。
SDカードを取得すると、全国にある「SDカード優遇店」で料金の割引や優遇などのサービスを受けられます。

SDカードの詳細や、優遇サービスの対象となる店舗については、自動車安全運転センターのホームページで確認できます。

キーワードで探す

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