交通事故の種類ごとの対応を弁護士法人プロテクトスタンスが解説

ひとくちに「交通事故」といっても、関わり方や事故の態様、被害の程度などにより、さまざまな分類をすることができます。

そして、交通事故の被害に遭った場合は、加害者側に対して損害賠償を請求することができます。
また、示談の成立前であれば、事故直後からさまざまな場面で、弁護士に依頼するメリットがあります。

ただし、ケガをした、後遺障害が残った、家族が亡くなった、自動車や所持品が壊れたなど、どのような被害が発生したかによって、請求できる損害や、弁護士に依頼する内容などが異なります。

また、交通事故を起こしてしまった場合も、事故の状況によっては、弁護士への依頼を検討すべきケースがあります。

交通事故の主な分類

人身事故

ケガをした

交通事故によりむち打ちや骨折といったケガを負った場合、加害者側に、治療費や通院交通費、慰謝料、仕事を休んだ際の休業損害などを請求することができます。

人身事故

後遺障害が残った

交通事故によるケガの治療を続けても、何らかの後遺症が残ってしまう場合があります。
このようなケースでは、後遺障害の等級認定を受けることで、別途、後遺障害の慰謝料や逸失利益を請求することができます。

人身事故

家族が亡くなった

残念ながら交通事故により家族が亡くなられた場合、遺族が加害者側に慰謝料や逸失利益、葬儀費用などの損害賠償を請求することができます。
また、加害者の刑事責任について遺族側が厳罰を求めることもできます。

物損事故

相手がいる物損事故

物損事故とは、交通事故による死傷者が発生しなかったものの、自動車や所持品などが壊れた場合の事故のことです。
物損事故では、壊れた物の修理費用や買い替え費用などを加害者側に請求することができます。

加害者

交通事故を起こしてしまった

交通事故の加害者になってしまった場合、被害者との示談交渉などは、加入している任意保険会社が進めるのが原則です。
ただし、人身事故を起こした場合など、交通事故が刑事事件になるようなケースでは、できるだけ早く弁護士に相談することが重要です。